恋愛に応用できる好きにさせる心理テクニック

■男と女の恋愛で使える好きにさせる方法、異性にモテるための心理学テクニックや用語、雑学をまとめます。







人間社会では知っておけば絶対お得な心理学の知識

恋愛心理学を勉強すると男女が仲良くなったり親密になるのには外見や見た目、ルックス、あるいは中身でもなく、 環境要因やちょっとしたアクションによって恋する気持ちが揺れ動いている事がわかります。 恋愛がうまくいかない中学生や高校生、大学生、社会人のアラサーやアラフォー、 不安で自信が無いと感じている喪女や喪男でも 諦める必要はなく、考え方を少し転換させるだけで 好きな人と距離を縮めることができます。


この励ましは単なる慰めの言葉や綺麗事ではなく、誰でも彼女持ちや彼氏持ちのいわゆるリア充に なれるのです。事実美女と野獣のようなカップル あるいはブサイク女性と格好いいイケメンの恋人同士がいます。


男女の友情や恋愛は※ただしイケメンに限る、可愛い子に限るという話ばかりではありません。 今まで奥手な性格で恋愛経験が少なく、異性が苦手で自信が持てなかった人、相手にされなかった人も ちょっとした駆け引きや基礎的な理論、恋愛心理テクニックを覚えておき前向きに行動することで片思い中の相手から興味を持たれるようになります。 恋愛心理学の法則や極意を学んで実際の人間関係で実践してみましょう。 諦めなければ誰にだってチャンスはあります。


人が多い都会よりもむしろ人が少ない地方の過疎田舎に行けば行くほど人間関係は密になります。 無人島にでも住まない限り人は誰かと必ずコミュニケーションをとらなければなりません。 そうなると、人付き合いが苦手で嫌いでも、少しぐらいは愛想良くして好かれないといけない。 最低限厄介者扱いされないぐらいの振る舞いは必要になってきます。


心理学は人間社会で生きるための知恵です。 これから紹介するものは基本的で尚且つ実践しやすい心理学テクニックばかりです。 これからの人生、仕事、ビジネスから恋愛や結婚を成功させるためにも 一度はこれら心理学入門の雑学やコラムに目を通して成長しましょう。 掃除や風水、恋愛成就の待ち受け画像やおまじないよりもきっとためになるでしょう。











単純接触効果、近接の要因


単純接触効果、単純接触の原理とは初めはあまり自分に興味が無かった人、興味が無さそうな人でも何度か接触しているうちに 好きになっていく人間心理です。例えば学校や職場では義務的に毎日顔を合わせなければなりません。 相手にマイナス感情を抱いていない状態であれば、ただ単に会うだけで好意が増幅されていきます。


そして近接の要因とは、近くにいる人と共通点を作ったりペアを形成しやすい人間の性質です。 例えば学校では、席が隣り合った男女は単純接触の項かと近接の要因により、 ペアであるかのような錯覚に陥るため、自然と恋に落ちる可能性が非常に高い。 また、近くにいる人はその内面や中身、価値観なども似てくる。 地域ごとのご近所同士で表式はよく似ているというデータがある。 近くの人はそれだけで仲間意識が芽生えるのです。


簡単に言ってしまえば、人は近くにいるだけで仲良くなるということです。 逆に男女の遠距離恋愛が失敗、破局に終わりやすいのは顔を合わせていないのが原因です。 しかし毎日メールやテレビ電話機能がついているスカイプなどをしていれば恋愛の熱は維持できるかもしれません。


気になる片思い中の好きな人がいたら、毎日顔を合わせたり、できるだけ相手の視界の中、視線を 注がれるポジションをキープしておくとよい。奥手な人で恋愛が苦手だったら 見られる位置にいるだけでもいいんです。 運命の人や赤い糸とは、会う頻度や会う回数で決まってくる要素もあるのです。





この単純接触の効果はメル友やメール恋愛にも応用できる。
特に男女間ではメールで適度にアプローチし続けるのが最も簡単で効果的です。
顔を合わせなくても顔を合わせた気分にしてくれるメールは、単純接触をしたことにカウントされます。 好きな人からメールが送られてくると顔を思い出すし、耳元で囁かれている気がして大変嬉しいものです。
昔一時期「空メール」で絆を確かめ合うようなことが流行したことがります。
友情関係や恋愛関係も、メールでたまにご機嫌をうかがうだけで相手の気を引くことができるのです。 あけおめメールや誕生日おめでとうメールも、相手の記憶に深く刻まれる良い 恋愛メールテクニックといえます。





また、営業の仕事やビジネス面でも単純接触効果は期待できます。 ルート営業マンなどは週に1回ぐらいの頻度でお得意さんに直接挨拶に出向きます。 「そんなものはメールや電話で済ませればいいじゃないか」というのもごもっともです。 メールで営業ができればそれほど効率的なものはありません。 しかし、会社の中には機械的な損得や利益だけではなく、人情や情熱で運営しているところもあります。 熱意があればなお良いですが、ただ義務的に挨拶周りをするだけでも効果は十分あるのです。


顔を覚えてもらい稀に営業を休んだ時に「なんだいつのも奴は来ないのか」 と思われ始めてやっと一人前、あいさつ回りの習慣が 相手の生活習慣のリズムにまで浸透している証拠です。 これは恋愛で口説き落とす時でも同じことが言えるのでよく覚えておきましょう。 飽きるぐらい定期的にメールや電話などの連絡をすると次第に忘れられない存在として意識されていくのです 。たった一度声をかけたり挨拶して振られたぐらいで終わらないのが恋愛やビジネスです。








パーソナルスペース、縄張り意識


人は自分の周囲にパーソナルスペースという個人的空間を持っています。 この領域には自分の縄張り意識があり、この中に侵入してくる男女に対しては意識が敏感になり喜怒哀楽の感情が増幅されます。 パーソナルスペースの半径は人によって異なり、約3m前後と言われています。 内向的な人は半径が広く警戒心が強い、逆に外交的で社交的な人は半径が狭くガードが緩い、比較的ベタベタと 触ってくるタイプ。パーソナルスペースは自分を中心として 親密関係、個人的関係、社交的関係、公式的関係と内側から広がっています。 パーソナルスペースは=縄張り意識のようなもので、これを意識して立ち回ると人間関係がうまくいきます。


男性のパーソナルスペースは卵型であり
女性のパーソナルスペースは円状です。


男性に対して正面や背後に立つと、闘争本能が刺激されて煩わしいと感じたり反感を買う恐れが高くなります。 男性から好意を持たれたい、仲良しになりたいのであれば、席の隣に座ったり、横並びに歩いたりすると 真ん前や後ろにいた時のもやもや感が無くなり男性も安心できます。 ただ、友達以上恋人未満のような関係であれば、逆に男性の個人的領域に立ち入れるのは プラスになることもあります。お互いの関係性の進展具合によって立ち回りを決めていきましょう。


パーソナルスペースは同性に対しては厳しく、同性の他人が自分の領域に侵入してくると、 不快感を感じて「うざい、キモイ」とついつい思ってしまうでしょう。 中にはキッと睨み付ける人もいます。 しかし、逆に異性に対しては寛容で、パーソナルスペースの侵入を歓迎します。
好きな人がいたら相手の近くに一歩踏み込んで、会話をしたり、体が触れ合いそうな位置まで近づくことで 異性として、恋愛対象として意識させることができます。 好かれるモテる男女は何の気なしに相手との距離を縮めるので、それがまた 自然な好意を生みます。脈なしから脈ありへと変える方法として相手にいつもより 近づくという恋愛心理テクニックがあります。 好きな人がいたらマイナス思考や疑心暗鬼になって受け身にならず、 少しぐらい強引に迫った方がうまくいきます。


ビジネス面では、名刺を交換する時に相手の傍まで一歩踏み込んで渡す。 交渉中や会議中はできるだけ椅子の前の方に座るなども ビジネスマナー、仕事の心理学として有名な友好関係構築のテクニックです。








自己開示の法則


恋愛に免疫が無くて苦手な人に多いタイプが、自己開示が下手な人です。 自己開示とは自分の詳細なプロフィール、趣味や所属、好きなものや最近ハマッていること、 家庭環境や身体的特徴などを 自分から率先して打ち明けていくという意味です。


人間心理としては、知っている人と知らない人なら知っている人の方が親近感が湧いて好きになるように 脳がプログラムされています。 例えばニコニコ生放送という番組で人気の生主は、ある程度のプロフィールをしっかり公言 していて、誰もが理解できて親しみやすい下地ができています。 逆に不人気な生主はあまりのも謎の部分が多すぎたり、 きわどい質問にノーコメントばかりではぐらかしてしまう人です。


有名な人と無名な人どちらと仲良くなりたいかと言えば、大部分の人は有名な人と友達になりたいと思います。 見た目や顔、外見やルックスがどうこうとか中身や性格など、個々の特徴や能力がどうこうではなく、 「知っているから好き」という心理になる性質が人には備わっています。 逆に「知らないから嫌い」ともなる。


道端にいるナンパ師に声をかけられた女性の大部分は「見知らぬ人に声をかけられても怖くて応じれない」 「顔がイケメンでチャラそうでついていきたくない」と考えます。 しかし、中学生や高校生など学校の同級生、あるいはバイト先や職場恋愛、社内恋愛の場合はどうでしょうか。 ある程度知っている仲だからデートや告白に応じてあげてもいいかなという気持ちになります。 お見合いではプロフィール写真や、年収的には勝ち組か負け組なのかなどシビアな 判断をされますが、わからないよりは負け組でも情報を相手に知らせている方がお見合い成立の可能性は高いのです。


アメリカ人と日本人のコミュニケーションを比べると、日本人は場の空気を読んで大事にしすぎるがあまり、自分の気持ちを曖昧にしたり我慢しできるだけ 穏便に済ませようとする。出る杭は打たれるという悪習もあります。それに対して、 アメリカ人は言いたいことをハッキリ言いケンカしながらも友好関係を築くという。 仲の良い男女は自己開示をするのが当たり前です。 当たって砕けろの気持ちで、胸襟を開いて自分の思いをストレートに吐き出す訓練をどこかでしてみましょう。 いつまでも自己開示をしないままだと、「知らない人=興味のない人」という判断をされてしまいます。 自己開示の効果は絶大で、初対面や自己紹介をする時など、 自分の詳しいプロフィールを公開しておくと、友達ができやすく、キャラ付けも なされて記憶されるので、自己開示がきっかけですぐに打ち解けて仲良くなれます。








心理的リアクタンス、ブーメラン効果


心理的リアクタンスとは一言で言えば、反発心であり、人間の天邪鬼(あまのじゃく)的な性質を言い表している心理用語です。 ブーメラン効果は、心理的リアクタンスの負の側面、すなわち、 嫌いな人からの賛同や強引な説得、勧誘などをされた時により態度を硬化させる作用の事を言う。


恋愛で言えば、避けられると気になる、追うと逃げる、束縛されると逃げたくなる、改めて 真面目に好きと言われると急に冷める、毎日メールや電話が多すぎると などの例もある。


禁止されていることやルール上のタブーを破りたくなるのは人間の性です。 商売では「これは絶対に買わないでください」「興味が無い人は見ないでください」 などというセールスレターがあると、人間の本能が刺激され、半ば強制的に見たくなってしまいます。 これこそが心理的リアクタンスを狙った広告手法の例です。


好きな人を振り向かせるためには押してばかりではなく時には引いてみるのが効果的なことがある。 例えばいつもは好きとか可愛いとばかりでワンパターンな口説き方をしている男性は、 たまに他の女性の話題を口にしてみて嫉妬心を抱かせるというテクニックを使ってみる。 押してばかりではなく時には引いて追われる恋を狙ってみる。 会話をした後に興味なさそうして距離を置くなど、異性を惑わせてみるのも恋のスパイスになります。 男女共に、彼女持ちや彼氏持ち、既婚者はそれだけで独身の人以上に魅力的に映る部分がある。 それは略奪愛、浮気や不倫が禁じられているから、余計魅力的な果実に映るということも理由のひとつです。








相互作用効果、好意の互恵性、単位形成


人間関係が進展していということは全て相互作用が起こっています。 相互作用とは互いに働きかけて影響を与え合う事を言います。 人間関係の場合は主に好意や嫌悪の関係で相互作用を及ぼしています。 付き合っている恋人同士のどちらか一方が振ったり、 長続きしない、別れるということは相互作用が無くなったことを意味します。


好意の互恵性とは、好意の相互作用ともいうべき状態です。 好きな人に対しては不信感が無く他の友達よりも優先順位が上で話しかけたり、愛の言葉を囁いたり、プレゼントを渡したりなどの 関わり合いを相互にすることで、 お互いの好意が膨らんでいく正のスパイラルの状態です。


単位形成とは、ペアや班などに分けるとそれらのグループは共同意識や仲間意識などが 生まれることを指しています。 初めて使った未経験の道具であっても、長年使うと愛着が湧くのも単位形成の効果と言えます。 女性が男性の告白されてなんとなく付き合い始めて、ずるずると惰性で付き合ってたら、 情が湧いてきて結婚までしてしまったというのも単位形成の心理による作用です。 男も女も付き合う前は興味が無くても、付き合い始めれば次第に好きになっていくのです。


人はどんなきっかけや強制であれ、ペアを組んだり、同じ所属になるとその集団内の人に好意が 湧きやすくなるのです。サークルや部活動、同じ職場やバイト先などもそうです。 男性が強引に熱心に口説き落として、やっとのこさデートに漕ぎつける、 そうすると、単位形成や相互作用によって女性の方もなんとなく気を許してしまうという心理に陥るのです。


これら3つを全て合わせてまとめてしまうと、人は 人間関係が持続しているうちはお互いに好意があるということです。 お互いに相性や温度差、メンタル面での違いは多少あっても、 会話が延々続いたり、メールのラリーが続くようなら、その二人の関係は良好と言えるのです。 逆に一緒に居て苦痛だったり、メール交換が途切れてしまうなら、 その関係は他人行儀で、新密度の低いものであるか、あるいはもう交際したくない状況といえます。 片思い中の相手とコミュニケーションが取れるうちはまだ恋を諦める必要はなく 忘れる必要もなくチャンスがあるのです。 逆に昔は両想いだったのに、コミュニケーションが減ったとなれば、危険信号と言えます。 嫌いな同士が相互作用をし続けると相互作用が激減しいずれ関係が終焉を迎えます。








類似性、相補性の法則


類似性は似た者同士、相補性は正反対の特徴、凸凹コンビのようなものです。 人は自分と共通点を持っている人、あるいは自分に欠けている能力を持っている人を 好きになりやすい性質があり、相性のバランスが良くなる傾向があります。


ギャル系女子はギャル男かあるいは真面目でヲタクっぽい人とフィーリングが合う。 奥手で引っ込み思案な性格の人の場合は、野性的でエネルギッシュな人と気が合う。 堅い価値観の人は遊び人で自由奔放な人、自己中と気が合う。 年齢差でもそうです。先輩と後輩は惹かれあうし、年下と年上も相性が良い。 お互いに似た者同士でもなく、反発し合う関係でもない微妙な中間ラインの間柄が最も 恋が発展しにくい性格タイプと言えるのです。


片思い中の好きな人と距離を縮めたいのなら、このどちらか、 類似性か相補性の性質をアピールしつつアタックしていくとよい。 相手の意見に賛同したり同意すると、相手は非常に気分が良くなり 好意を持ってくれます。逆に突っかかるように反論したり悪口を言うのは 、自分とは違うタイプの刺激となるから、新鮮な感覚であり、 それがただの嫌味ではなく、自分と正反対のような補い合う関係が成立していれば うまくいく可能性が高くなります。


類似性の法則で実際に恋愛に使えるものに「ミラーリングテクニック」があります。 人は誰しも自分と似ている人に興味や関心を持ち、仲間意識や親近感から好意を抱きます。 それはしぐさや態度も同じです。


例えば、男性が落としたい女性と一緒に喫茶店にいる時は、 相手が飲み物を飲んだ後に30秒以内に同じように飲み物を口にします。 そして、相手が髪の毛を触ったら自分も髪の毛をさり気なく触る。 前のめりになったら自分も前傾姿勢になるなど、相手と自分が鏡写しになるようにする。 これがミラーリングテクニックで、相手は無意識の深層心理下で、同じ動作をしてるからこの人とはなんとなく気が合うな と感じるのです。このミラーリングテクニックはできるだけ不自然にならないように実行するのが極意です。 バレてしまったら不思議がられるだけで効果が薄くなってしまいます。


また、定番ですが歩くペースや歩幅を合わせるのも効果的です。 デート中にギクシャクと歩くペースが合わない男女は普通に考えて居心地が悪い。 彼氏の歩くペースが速すぎて彼女が置いてけぼりになってしまうケースは 恋愛経験が少ないような、相手の気持ちを考える余裕が無い男性に多いので注意しましょう。 心理学は相手の気持ちがわからなければ恋愛の技も効果が少なくなります。


キスをする時なども、一方が情熱的で、もう一方が冷めていて淡泊だと相性が悪いと言えます。 俗にいう身体の相性と言う奴です。 お互いに温度差なく同じぐらいの愛情量の男女が最も恋愛がうまくいきます。


類似性と相補性、自分から積極的に狙っていくのならやはり類似性です。 相補性の性質は当てが外れてしまえば邪魔者扱いされたり嫌われてしまいます。 しかし類似性であれば、相手と会話して意見を聞き、 和やかムードを保ちながらただただ相槌を打ってうなずきながら賛同しているだけで、 なんとなく好意の関係性はできあがっていきます。 ゴマすりやお世辞がうまい人は世の中得をするようにできています。 何より誰にでも合わせられるので相手を褒めあげている本人もご機嫌なものでしょう。








マズローの欲求の五段階説


マズローの欲求語段階説は、人間の欲求は高次のものから低次のものへ


5 自己実現欲求
4 承認欲求
3 親和欲求
2 安全欲求
1 生理的欲求


の下から上へと順番にその欲求を充足しようとしていく心理を論文にまとめた考え方です。


まず人間は生きるために必要な食べ物や飲み物を必要とします。 そしてその後外敵や環境から身を守るために安全や安定性を確保しようとする。 次に親和欲求で仲間や恋人、配偶者などのパートナーを求める愛情欲求が湧いてくる。 それらが満たされると、誰かから認めてもらいたいと名声を渇望し、 最後には自己実現、自分の本当にやりたいことや夢を実現させたい欲求が出てくる。


現代の日本社会では1、2は多くの人が既に欲求を満たしているため、その上の段階へと 願いが移っている。 友達や恋人、彼氏や彼女が欲しい、周りの人から好かれたい、温もりを感じたいという親和欲求は 世の中の半分ぐらいの人は満たされていません。異性、同性の友達や恋人がいない孤独感や不安感、絶望感に 苛まれて不幸を感じています。 その難関を乗り越えると、さらに多くの人から慕われたり称えられたいと思う欲求が湧いてきます。 40歳50歳代を超えても隠居せずに会社にしがみつく人はほとんどはやることが無く名誉欲や 役職の名前を得たいと考えている人が多い そして最後に来るのは自分自身の夢をかなえる事というのがマズローの欲求5段階説です。 例外は多少あるものの全般的な人の心理傾向としては当てはまっている部分が多い。


この知識を男と女の恋愛に応用すると、人が欲しいと思っている欲求、 すなわち親和欲求と承認欲求を満たす存在になる ことが好かれる人物、モテる方法の近道です。 具体的に何をすればよいかと言うと、 相談事や悩み事を親身になって聞いてあげる、囁かでも良いので好意を言葉や 態度にしてわかりやすく伝える、褒めてあげたり過去の行いや武勇伝などを認めて評価してあげることなどが簡単なものです。


思っているよりも人は愛情に飢えています。 少なくとも恋人や結婚相手がいない男女、中には現在付き合っている彼氏や彼女、 夫や旦那、嫁や妻がいても不満を抱いている可能性もあります。 それも考えれば7割ぐらいの男女は高次の欲求に飢えていると言えます。 相手のして欲しいことを提供することで恋愛や人間関係を有利にすることができます


心理カウンセリングでは、傾倒の態度というものが推奨されています。 これはアドバイスなどせず人の話にひたすら耳を傾ける だけの行為です。 人の自分の事を理解してほしいという気持ち、話を聞いて欲しいという欲求を叶える心理療法です。 相手が自分の考えを整理して納得のいく形の結論を出させるのを目的としています。 挫折したり悩み事を抱えている人、軽い不安感や依存症、頭痛や元カレを 思い出して急に泣きたくなるなどの心の病気などは、 一生懸命自分の目を見て頷きながら話を聞いてくれる人がいれば、 心のモヤモヤが晴れてある程度は解決する問題なのです。


話を聴く、すなわち気持ちよく話したいことを話させる技術は誰でも簡単にできる はずの楽に好かれるテクニックなのに大部分の人が実践していない不思議な技です。 話を聞くのが退屈と感じたりイライラして苦痛な人は難しいかもしれませんが、 そうでないなら聞き上手になることで胸キュンさせることができるので 、傾聴の態度は凄く簡単な好かれる恋愛心理学テクニックです。 耳と目と口で聴くのがこの技術のミソです。








認知的バランス理論


認知的バランス理論とは、好意と嫌悪の関係の成り立ちについての理論です。 まとめて言ってしまえば、
敵の敵は味方、味方の敵は敵、味方の味方は味方
といった感情の成り立ちです。 マイナス一致の感情効果、プラス一致の感情効果ともいいます。


好きな対象が同じ人とは好意の関係になれるのは類似性の法則の大原則ですが、 逆に 嫌いな対象が同じ場合も好意が生まれます。 これが認知的バランス理論の根幹部分です。


もし片思い中の好きな人がいるのなら、好きな趣味や物事を合わせるだけでなく、 それにプラスアルファで嫌いな人や物事に対しての悪口で盛り上がると心理的な結びつきが 強くなり、好意が生まれます。 ちょっと変わってる身近な人の話題を肴にして盛り上がるのが良くあるパターンです。 奇抜なファッションや行動をしている人を批判したり悪口を言うのは、 ちょっと嫌らしいですが、お手軽に好きな人ともコミュニケーションが計れます。


好みのタイプの共通点を探すだけではなく、嫌いなタイプの共通点を探すことで 相手にされない人を手っ取り早く振り向かせて興味を持たせることができるのです。 会話ネタに困ったときなども、とりあえず変わり者を話題にすると 笑いも生まれて会話の流れが途切れにくくなります。








恋の閉鎖性


恋の閉鎖性とは友達と恋人との明確な違いが何かということです。 友達関係は開放的で、恋人関係は閉鎖的です。 特に女性は男性と二人きりになることには不信感を持ち極度に嫌がります。 男性と比べれば力勝負で勝ち負けできるレベルの互角以上の女性は稀なので、 体力的に弱者とも言える女性は 脈ありの男性か好きな人としか個室や密室で二人きりになろうとしません。 男性ならエレベーターなどで避けられるのは経験していることでしょう。 男性はどのような女性とも何の気なく二人きりの空間を違和感なく作りますが、 女性はなかなかそのような行動をしないのです。 世の中何があるかわからないので危険を回避して生き残るためには当然の振る舞いでしょう。


裏を返せば、女性は好きな人とは二人きりになりたがる ということです。 メールで二人きりのデートに誘って見て、もしオーケーが出れば相手の女性は大分 その男性に気を許している証拠です。 ここで鈍い男は好意に気づかないかもしれませんが、デートの時には 多少強引にでも積極的に迫ると女性も嬉しいはずです。 女性は受け身で素直になれない性質なので、男性からアプローチしなければいけません。 例え理系の草食系男子だとしても、二人きりになれるチャンスがあったら、 女性に手を出さないのは逆に、心を許して準備してきている女性に対して 失礼でマナー違反だいうことを肝に銘じておこう。


男女の友情が成立するかどうかが良く議論されますが、 それは開放的か閉鎖的かによって判断できるのではないでしょうか。 彼氏や彼女、既婚者なら夫、旦那、妻、嫁、奥さんに語っても何も恥ずかしくなければ それは男女の友情が成立していると言えます。


逆に知り合いの皆に関係をバラすのが嫌だったり疑心暗鬼になるようなら 、それは閉鎖性が生まれているので、友情ではなく恋愛に近いものと定義できるのではないでしょうか。 今付き合っている人よりも優先順位が上になったらそれは男女の友情以上の気持ちが存在しているということでしょう。 最近はネット恋愛やメル友といった関係で連絡を取り合っている男女が多く、 男と女の友情と恋愛感情の違いが悩み事ランキングにも載りはじめています。 結局友達としてでも彼氏や彼女、恋人としてでも付き合うのだから、 まぁそこまで友達か恋人かで迷ったり気にすることはなく気楽に交際するのが健康的でしょう。








全幅の信頼性、イデオシンクラシークレジット


全幅の信頼性の意味は、例えば尊敬している先輩の美容師の先生や、 見も心も任せてもいい男性、自分の命を賭けてもいい女性など、絶対的に信頼している人です。


そして心理学の好意の考え方では、イデオシンクラシークレジット(個人的信用) という考え方があるとされています。 好きと言う気持ちはお金を貯金するように貯蓄することで増えていくという理論です。


初対面の時は相手に対する好意の量がゼロなため、少しでもマイナス面を 見せられたりすると、すぐに嫌いになるけれど、 中長期的に付き合っていて、好意や信用の貯金がある人の場合は、 多少批判や叱責、悪口などを言われても気にならないのです。 好きという感情は少しずつ時間をかけて溜まっていくのです。
一日にして惚れさせる、一瞬でいい女を振り向かせる、などは通常はなかなか困難で 幸運とタイミングを必要とするのです。


人間関係、男女関係では初対面の印象は非常に重要です。 初めて会った時や初対面では全幅の信頼性もイデオシンクラシークレジット の量も皆無なために、下手な立ち回りをしてしまうとあっという間に不信感や 懐疑的なイメージを持たれてしまうから注意が必要です。 欠点を指摘したり毒舌気味の人は、ちょっとした言葉のあやで嫌われてしまうので 気を付けましょう。








好意的行動のバランス理論


好意的行動のバランス理論とは、相手がどれだけ自分の事を好きかはその相手の行為や行動によって 測れるという理論です。 例えば、嫌いな人が目の前にいたら表情が暗くなってモチベーションが下がり、 悪口をいったり避けるという態度を取る。 逆に好きな人がいたら、ついつい手を伸ばしてボディタッチしたくなったり、 声をかけてしまいたくなるし、経済力がある人ならお小遣いや車、マンションを貢ぐという行動に出る人もいる。


「本気で私の事好きなら誕生日プレゼント買って」「結婚したいならニートをやめて就職して正社員になって」 などの質問は好きな彼氏や彼女の本命度をチェックしたい時に使ってみると面白いでしょう。 ダメ男や長続きしなさそうな相手の場合は、好意が少ないので面倒くさがられて終わりです。 これが原因で別れ話になることもよくあります。 好きな人の期待や要望に応えてあげるのは男女共に喜びであり嬉しいはずです。 好きな相手のために尽くせない、恋心が燃え上がらないのであれば、それはただのナマケモノなのか あるいはキープとしての妥協した愛情なだけかもしれません。








生理的覚醒と感情


人は運動をすると胸がドキドキとして心拍数が上がります。 実はこの時、感覚の神経が敏感になり、喜怒哀楽の感情が増幅されるとされています。 こんな実験をした心理学者がいました。


運動をする前に嫌悪感を持たれる人と顔を合わせ、さらに運動をした後にもう一度面と向かう。 違う人は、好印象の人と運動をする前に顔を合わせ、運動した後にもう一度顔を合わせる。 そして最後に総合的な感想を面接して聞くと言うもの。


すると面白いことに運動する前印象が悪かった人は運動した後さらに嫌いになり、 運動する前に好印象だった人は運動後さらに好きになったという。 つまり人は体を動かすことで感情の揺れ幅が大きくなるという結論が出た。


心理学用語で有名なもので、「吊り橋理論」もある。
これもまた生理的覚醒が感情に影響を与えていることを証明する事例です。 ゆらゆら揺れていて、いつ橋が崩れて落ちてしまうかという不安、 そのように胸がドキドキしている時に、美人や可愛い子を目にしてしまうと、 脳内にドーパミンが分泌され、 恋愛感情が増幅される。そして相手が忘れられない存在になってしまう。


男女共にデートをする時は積極的に体を動かすようにすると相手の 感情の感覚が鋭くなり、成功しやすくなるという。 また、胸をドキドキさせ心拍数を上げると言う意味では怖い映画や 遊園地のジェットコースターなども効果的です。 ただ、これはもろ刃の剣の面もあり、 友達でも恋人でもない状態や嫌いな人の場合は、より嫌悪感を抱かれ別れる理由になってしまうこともある ので気を付けよう。


余程体を動かすのが苦手で苦痛でもなければ、 男と女が汗を流すデートは好意を増幅させるのです。 テニス部やバスケ部などの男女混合の運動部や部活動、大学のサークルなどでは 共同でスポーツをするので、 カップルが成立しやすいのもこのような恋愛心理が存在することも一因です。








自己評価と好意の受容性


人は誰しも自分の事を、顔、見た目やルックスなどの外見、性格や価値観などの内面、社会的な地位など様々な要素から、 自分を評価して周りの目を気にしながら振る舞いを決めます。 自分を過大評価している人は周囲から自信過剰、わがままで自己中、勘違い野郎などというレッテルを貼られ、 逆に自分を過小評価している人は、自信が持てない状態でいる。、 男性の場合は女性とデートをしてもいい人どまりになってしまったり、 女性の場合は寂しいと思っているのになかなか自分からメールや電話など連絡できなかったりする。


自己評価が低い人は、異性に惚れっぽい ところがあります。 なかなか自分の事を好きになってくれる人がいないので、 少しでも好意を伝えられると素直に喜んでくれます。 人生が上手くいっていない人、恋愛や仕事が思う通りに成功していない人、 受験勉強などでストレスを抱えている学生などは自己評価が低下しがちです。 このような状態にいる男女は、一目惚れや恋に落ちる可能性が高く、 盲目的に愛情を注いでくれる優しい人が多いのが特徴です。


もし今現在彼氏や彼女、恋人がいなくて悩んでいる人がいたら、 自分に自信を持てないような自己評価が低い人をターゲットにするとうまくいくでしょう。 ただのダメ男、ダメ女と言われてしまうかもしれませんが、 自分に自信が持てないだけで、やろうと思えばできる、 実際はそれほど自虐や卑下するべきでもない人が大半です。 自己評価が低い人は、謙虚で自己犠牲的な精神、サービス精神や奉仕精神が旺盛で、 勝ち負けなどにガツガツすることなく、不器用ながらも従順に尽くしてくれるタイプが多いので 付き合っていて損は無いでしょう。


逆に自己評価が高いタイプはプライドが高くクセが強いので、扱うのに苦労します。 重い男や重い女を嫌ったり、アドバイスをすると怒ったり、二番目三番目の恋人を作るなど、浮気や不倫、二股をする人もいるでしょう。 素直になれない人が多いので、 相手と張り合える程の力強さや気力、自信を持つ人か、あるいは尽くすのが大好きな人 でもない限り交際は長く続かないかもしれません。 自己評価が高いと、相手の気持ちがわからないことがよくあります。 最も理想的なのは自己評価高く、自分も相手も認める広い心を持った人ですが、 理想的な人はなかなかいないのが現実でしょう。








不快体験の共有による好意


世の中生きていればそれなりの頻度で必ずトラブルや驚くような体験に出くわします。 簡単な例で言えば、学校の先生に怒られたり、バイト先や仕事先の職場の上司に 説教をされたり、お客さんにクレームを入れられたり、 またはクラブ活動の合宿でコーチに厳しい特訓を強いられたりなどです。 好かれる法則として、できるだけ近くにいること、近接の要因がありますが、 それに加えて、一緒に共通体験をすると絆が深まり好意が強まります。


例えば男女がデートをしている時に、彼女が足を滑らせて 怪我をしてしまったとする、その時彼氏が優しい言葉をかければ好感度は大幅にアップすることでしょう。 ドライブデート中に車のタイヤがパンクしてしまって、 目的地に行けなくなり中止になってしまうというトラブルがあったときも、 一緒に修理屋さんに電話したり、苦痛を共にすることで仲間意識がさらに強まる。


こんなに珍しいトラブルでなくても、些細な不快体験を一緒に解決することで、 好意が生まれます。例えば、「試験勉強一緒にやろうよ」と自宅デートに誘って 一緒に勉強したりするのが うまくいきやすい。最近流行りの山登りの出会い、婚活パーティなども 男と女の仲を深めるのに効果的です。 事業が成功しない彼氏を陰で支える彼女などもうまくいきやすいカップルの特徴。。 初めは何とも思っていなかった異性も、 一緒に何か苦労や不快体験を共有することで、自分にとって必要なかけがえのない人として見てもらえるようになるのです。 苦労は半分、喜びは二倍とは人づきあいの理想形の名言でしょう。








心理的報酬、社会的報酬


人間関係は複雑そうですが、実は非常に単純な原理で成り立っています。
それは「ギブアンドテイク」が大原則であると言う点です。
男も女も相手が自分にとって利益か損なのか、付き合ってメリットやデメリットがあるかどうかによって 付き合うのか、あるいは末永く付き合い続けるのか判断します。 心理的報酬には以下の6種類があり社会的報酬ともいえます。


・愛情
・サービス
・物品
・お金
・情報
・地位



自分にとって損になる存在であれば、別れたいと思うし綺麗さっぱり忘れられます。 逆に、本気で好きなら振った後でも復縁したいと思ったり彼氏持ちや彼女持ちのライバルから略奪しようともします。


男女の付き合いにおけるメリットとは何かと考えると、 寂しい休日にデートができて楽しいということ、温もりやひと肌を感じられるという身体が満たされるという面。 また、年下女性と年上男性ではお金や物をプレゼントしてくれるというメリットもあります。 また、男と女は付き合っているだけで、人間の承認欲求や親和欲求など根本的な本能が満足するので 多くの場合男と女が付き合っているだけでお互いは吉の存在であると言えるのです。 また、女性の場合は彼氏ができると女性ホルモンのバランスが良くなり、スタイルや肌ツヤが 良くなって途端に可愛くなる人もいます。


逆にデメリットは何かというと、結婚を焦った彼女がめんどくさい、目障りだと感じたり、 素っ気ない態度や冷たいセリフを吐かれて心が傷ついたり後悔させられるような事をされた時、 他の女性に声をかけていたりなど浮気や不倫の現場やメールを目撃した時などがこれに当たるでしょう。 愛情の心理的報酬で繋がっていたカップルは愛情が無くなってしまえば、 メリットになる関係が無くなってしまう。 結婚している夫婦は子育てのお金や持家など、愛情以外の繋がりが強いので お互いの恋愛感情が賞味期限で切れていても夫婦生活は続けられるのです。


これはビジネスでも言える事です。 例えば無料の占いや恋愛まじないサービスや心理テストを行っているサイトがありますが、 無料といいながらも実は利益を得ている、つまり見返りを求めているからサービスを展開しているのです。 そして、そのサービスを受けているお客さんもまた、無料の占いや心理テストの 結果が知れるという利益を得られます。 このようにギブアンドテイクが成立している間柄は関係が良好になるのです。








ネガティブフレームとポジティブフレーム


人は選択を迫られた時、迷いを感じた時には、心理的にポジティブで自分にとって都合がいい話と思われる方を選ぶという傾向があります。





「読書をすると知識が蓄えられるよ」
「読書をしなかったら馬鹿になるよ」





と言われた時のことを考えると。前者の場合はなんとなく本でも読んでみたくなるけれど、 後者の場合は意地でも本を読みたくなくなる気がする。 他の例では





「この薬を飲むと90%の確率で息絶えます」
「この薬を飲むと10%の確率で助かります」





という選択だと、本質的には違いが無いのに、後者を選ぶ人が増えます。 これはポジティブフレームとネガティブフレームのわかりやすい代表格の例です。


また、シチュエーションによっては、ネガティブフレームの方が説得効果が高まることがあります。 例えばお医者さんに「痩せたら健康になるよ」と言われるよりも「痩せないと病気になるよ」と言われた 方が本気で痩せるようにダイエットや運動に取り組もうと思うでしょう。 これはネガティブフレームを利用した説得方法で、一部の商法によく用いられます。


これを恋愛心理学として応用すると、例えばメールでデートに誘う時などに 「今度遊ばない?」と聞くよりも「今度遊ぼうよ」と 前向きな言葉で誘った方が成功率が高いことなどがあります。 疑問形で自信なさげに誘われるよりも、平常文で呼びかけるように誘った方が なんとなく気持ちよくオーケーしてしまう心理が働くのです。








ロミオとジュリエット効果


ロミオとジュリエット効果とは男と女が交際している時、間に恋を遮る障害が あるとさらに恋心が盛り上がるという恋愛心理の性質です。


ロミオとジュリエット効果で代表的なものは、両親が結婚に反対すると 、恋人同士の満足度が増すという心理学の結果が出ています。 他にも同じ宗教同士の結婚よりも異宗教同士での結婚の方がお互いパートナーに対する満足度が高いという。 つまり、障害に挫折して別れるレベルまでいかないハードルが立ちふさがると、 それを乗り越えようと二人の愛情量がどんどん増加していくということです。


浮気や不倫などは、彼氏や彼女、夫や旦那、嫁や妻、奥さんに隠れてこっそりと 行わなければならず、スリルや罪悪感があります。だから、 普通の恋愛状態以上に、浮気や不倫相手が魅力的に見えてきてしまうという。


このロミオとジュリエット効果は相手を好きにさせるテクニックとして重宝します。 要はロミオとジュリエット効果は、 相手に適度な負荷やストレスをかければかける程、惚れこんでしまうという心理なのです。 だから、ダメ男やヒモ男は女性の母性本能をくすぐり「私が頑張らないと」と思わせる。 また、受験や仕事で会えない時間があると、それも障害となり 相手への愛情が深まるのです。 人は障害が何もないよりも、険しい道を歩く方が楽しく刺激があり満足感を感じるのです。








カリギュラ効果、希少性


人は自分がやろうとしている事を制限、禁止されるとかえってやりたくなるという心理が備わっている。 例えば歩いている時に、いきなり目の前に壁が現れたら、乗り越えたくなる。 足に重りをつけられれば足を動かしたくなる。授業中にお喋りするなと先生に言われれば 余計に雑談したくなる、「誰にも言うな」と言われるとバラしたくなる等です。


カリギュラ効果は商売によく用いられる心理テクニックです。


お金持ちになりたい人以外は絶対に見ないでください
楽に痩せたい人だけ見てください


などターゲットを制限し、さらに軽く禁止することで強い興味を引かせます。 そこにさらに希少性が加わると鬼に金棒で、


期間限定で先着100名様まで早い者勝ちです


などと書かれたり言われると、 暗示にかかりやすいタイプの 人ならつい商品を手に取って見てみたり、インターネットサイトであれば、 クリックしてみたくなります。このようなキャッチコピーや売り文句は 心理学を知らない一般大衆であれば誰もが怪しいと思いながらも引っかかってしまいます。


恋愛において手っ取り早く口説きたい時、彼氏に結婚を決断させるように迫りたい時など、 「私と遊びたくないならメールしないでいいよ」とか 「今年結婚しなかったらもう結婚は無いよ」などと言ってしまうのが効果的です。 どちらも失敗すれば険悪なムードになってしまうでしょうが、 ずるずると惰性で付き合っていても仕方ないので、 同じように好きな人に選択させるなら、できるだけ成功率が高いアプローチ方法、告白方法でチャレンジしたいものでしょう。


また、男女を口説く時に「秘密だよ」というと、 カリギュラ効果と希少性の効果を簡単に与えることができます。 秘密と言われると公開したくなるのが人間心理であり、秘密という禁止されることなので、 意識として強く頭に残ります。それが異性であれば、忘れられない相手として認識されるでしょう。








メラビアンの法則、第一印象の形成要因


第一印象は出会ってから5秒、遅くとも5分ぐらいで決まると言われています。 アメリカの心理学者メラビアンは人の第一印象はどのような要因から 形成されるか調べ、それをメラビアンの法則(別名3Vの法則)と名付けました。 第一印象の比重の割合は以下のようになっています。


・55%、外見(visual)、しぐさ、態度、姿勢、服装、顔、表情、髪型
・38%、話し方(vorcal)、言葉づかい、声の大きさ、トーンの高低
・7%、話の内容(verval)、会話の中身、話の構成、話の流れ


仕事の採用面接、学校での推薦受験時の面接、またはネット恋愛での出会い、 メル友と初めて会う時など、 初対面はその後の自分と相手の関係性を決定づける重要な儀式の時です。 初対面の時に悪いイメージを持たれてしまうと、最悪その後の付き合いは一切なくなってしまう。 逆に初対面で好印象を与えるコツさえ掴んでおけば人間関係は大抵うまくいく。


つまり、面接の時を例に挙げれば、まず見た目は清潔感がある顔や髪型、ファッションなどを して、そして姿勢は猫背ではなく背筋をピント伸ばし、表情を引き締めて尚且つ爽やか な笑顔で、「おはようございます」と言えば、それだけの材料で半分の第一印象が形成され、 人間関係が大方判断されます。 面接は入室から席に座るまでで合格不合格、採用不採用が決まると言われています。 それだけ初めの格好や挨拶は大切な要素なのです。 逆に第一印象が悪くて関係が続く方が奇跡的です。


見た目をしっかり磨いておけば、話し方や話の内容などは敬語でさえあれば、さして気にしなくても、 第一印象の最低の合格ラインはクリアできてしまうのです。 面接でうまくいかないと悩んでいる人は、話の内容ではなく、見た目や話し方の方を気にする方がうまくいくように なります。明るく目を輝かせて喋れば、面接官はどんなマイナス要因もそこまで気にならなくなります。 職歴の空白期間や無職期間が長くても、学歴が中卒高卒でも関係ない。 採用面接は演技や嘘で良いので堂々と胸を張って愛想良くしておけば合格できます。 頭脳や話術があっても態度が悪ければやる気が無いと誤解されてしまいます。 これは男女の恋愛や人間関係でも同様なので、重要な場面だと感じた時には取り繕えるという能力も身につけておきましょう。


また、第一印象の関連として ピーク・エンドの法則というものがあります。 例えば面接の時では、面接官は選考を受けている人物の、 最高の時と最低の時しかほとんど覚えていないという。 挨拶の声が非常に大きく、座る時に服が椅子に引っかかった、 などの二点があれば、その二つの材料のみが強くイメージとして焼付きます。


人間の脳の仕組みで、 言葉や図面、映像の一部分だけを見せると全体像を自動的に想像するという機能があり、 これは機械にはない人間特有の能力です。 端から端まで記憶していると情報量を記憶する労力がいるので、必要な記憶と不必要な記憶とを 区別する人間の無意識の性質です。


これと同様にピーク・エンドの法則も人の断片的な情報、それも相手の人となりの判断材料となりそうなものだけを インプットしておく。 例えばアイドルや歌手を想像すると、輝かしい笑顔のイメージと、不祥事を起こした時などの 暗い表情の二つぐらいしかなかなか思い浮かばないのです。








ピークエンドの法則の心理を男と女の恋愛に応用しようとすると、デート中の立ち回りを 考える事に繋がります。 とても楽しい瞬間を作ることは当然ですが、不満や不安を感じさせないというのも重要です。


また人間心理には初頭効果終末効果(親近効果)があり、 顔を合わせた瞬間と、別れ際の印象が強く記憶に残る心理があります。 特にデートの別れ際はもっとも重要なポイントで、 別れる際に「この人と次のデートはありかな」と思索にふけます。 その時思い出されるのが、ピークエンドの法則。最も楽しかった瞬間と一番つまらなくて退屈だった時です。 もし別れ際が最もつまらないと、その印象が一番頭に強く残ります。


会った時の笑顔や挨拶と、そしてデート中のクライマックスで楽しませることは当然のことながら、 終わりよければ全てよしというようにデートの別れ際が次のデートや交際が続くかの鍵を握っています。 流れで適当に解散したり、家に帰すだけでは、次は会ってくれないかもしれません。 別れ際に愛の告白をしたり、「好きだよ」と好意を示す甘いセリフを囁いてあげるのもよいでしょう。








認知的不協和、サンクコスト効果


認知的不協和とは、内心思っている気持ちと実際の行動が食い違っている状態のことを言います。 その時なんとなく不愉快な気持ちになる気持ちが芽生えれば認知的不協和の心理状況と言える。


普通は好きな人に対して声をかけたり、プレゼントをしたり手助けや援助をしたくなるのが 普通です。しかし、理由があって嫌いな人の手助けをしなければならなくなることがあります。 仕事で嫌いな異性とペアを組んで営業をするハメになったとすると、 実際は嫌いなのに共同で活動しなければならない。 そうすると嫌いという感情と、好きという行動が食い違う状態になる。


このように心理と行動が食い違うと、人は気持ちと態度に矛盾が生じないように気持ちを整理します。 その時、嫌悪という感情よりも、一緒に長い時間過ごしたという行動の方を 優先し、嫌いなはずなのに、好きという気持ちへと変換されて矯正される。 勘違いしているかのような気持ちへと変化する。気持ちと行動に矛盾が起きていると、脳が混乱してしまうので、 そうならないようにするために自分を納得させる人間の防衛本能と言える心理の働きです。





男女の恋愛ではこの認知的不協和が良く起こっています。
初めは男性に強引にアプローチされて付き合った女性も、 仕方なくデートをしているうちに自然と好きになる。認知的不協和だけが 原因とは言えないけれど、好きになる一因になっているのは確かです。 そして人にはサンクコスト効果という心理も備わっている。


サンクコストとは埋没費用という意味で、 サンクコスト効果は、自分が投資した労力や時間、お金を無駄にしたくないという心理の働きです。 労力が費やされた分だけ元を取り戻したくなる。 つまり、ダメ男やヒモ男など、出来の悪い男性と付き合い始めると、 なぜか魅力的に見えてしまう。


客観的に他人から見れば明らかに優柔不断でナマケモノな男性でも、 認知的不協和とサンクコスト効果の状況に陥っている彼女にとっては、 手放したくない彼氏となるわけです。 「私が付き合っているんだから、ダメなはずがないわ」 という気持ちを無意識のうちに感じてしまっているのです。 また、女性は尽くすのが好きで、母性本能がくすぐられるような世話の焼ける可愛い男の子が好きなので それもまた、認知的不協和とサンクコスト効果にハマるきっかけになっている。


まとめてしまえば、出来の悪い子供ほど可愛いという気持ちです。
下手にそつなくこなしてしまう完璧な人よりも
少しぐらい欠点や短所が目立つ人の方が恋人として選ばれやすい。
ダメな人と付き合ったと認めたくないがために、デートや遊んだ相手のことを好きだと正当化してしまう心理なのです。
性格が悪くトゲがあるワルっぽい不良やギャル系の男女はモテやすい。
それは自分の心の混乱を防ぐためにしてしまう自己防衛本能の結果なのかもしれません。








ツァイガルニク効果


ツァイガルニク効果とは、ドイツのゲシュタルト心理学者、クルト・レイヴィン が実験した人間心理の法則です。 人間の記憶に残るものは達成したものや完結して終わったものよりも、 中途にあるもの、未完成のもの、中断している課題などの方が記憶に残りやすいという心理です。


漫画で例えればわかりやすいもので、完結してしまった作品への興味は途端に薄れてしまう が、未完成で連載中の作品はどんなストーリーになるのか強い興味が惹かれます。 課題が達成されると、緊張感が説かれて大部分を忘却し脳をスッキリさせてから、 次の問題へとアタックする準備に取り掛かります。 しかし宿題や課題などが中断されていると、緊張状態が持続して記憶に強く残ることになる。


時が流れても切り替えができず、昔片思いで好きだった人の事をいつまでも想っているのは、 本人の中ではドラマが中断された状態で脳内に残っているからです。 恋愛は成就したものよりも、振られた人やうまくいかず失敗していることの方が強く記憶に残ります。 過去の元カレや元カノはしっかり断捨離して、綺麗サッパリ忘れてしまった方が精神的に 健全ですが、人間心理の性質上、 なかなか過去の恋人や振られた記憶などは忘れられないようです。 昔の恋人からの保護メールを削除したり、プレゼントを捨てても心のモヤモヤはなかなか消えません。


このツァイガルニク効果を好きにさせる方法として利用してみると、 例えば、メールで質問文を送っておいて、相手が応えてくれているのに返事を無視して返さないなどの テクニックがあります。


ネット恋愛やメル友、メールでのコミュニケーションでは焦りは禁物で、
あまりにメールの返信が早すぎると、話題や物語が完結してしまいます
会話ネタがいくらでもあり話題が尽きなければ良いのですが、それは困難です。 適度にメールの頻度を減らして深入りしないように、 冷却期間や時間の間隔をおいてからメールをした方が、続きを知りたくてドキドキします。 「メール無視されたのかな、もしかして嫌われてるのかな」とちょっとイライラして落ち込んでいるタイミングにちょうどメールが送られてくると 「やったー嬉しい、やっぱり脈ありなのかな」と心理が上下に揺れてギャップ効果のようなもので恋心が盛り上がります。


あまりに早いメール交換に慣れすぎてしまうと、それが当たり前になって期待しなくなり喜びも薄れてしまうのです。 mixiやツイッター、フェイスブックにサインインする時も、 ブログや日記に毎回コメントばかりしていると逆に面倒だと感じられることがある。 片思いではなく両想いになるためには、 押してばかりではなく時には引くことでフラグを立てることも恋愛の駆け引きには必要です。








ドアインザフェイス、フットインザドア


人は心理的に自分の中で基準となるハードルを設ける性質がある。
フットインザドアテクニックとは、限界を開けた瞬間ドアに足を挟んで話を聞いてもらおうとする 心理テクニック。街中で女性をナンパして回っている男は初めに「お茶でもどうですか?」 「少しだけお話しませんか?」などと声をかける。大抵は足早に去られるのですが、中には 上京したてで寂しさを感じている女性や、彼氏に振られたばかりでショックを受けている女性など、 優しい女の子もいて、話を聞いてくれる人がいます。 その後は徐々に過大な欲求へと変化させていくのがフットインザドアテクニックです。


そして、人は一度「YES」と答えると次の質問も「YES」と言いたくなる性質があります。 初めはお喋りだったのに、次第に下ネタや怪しげな方向に話が進んでいき、 男女の深い関係の誘いにもついついノリで「いいよ」と言ってしまう。


一番最初に相手の要求や提案を許諾したことで、自分の心の中のハードルがその点を基準にしたのです。 そして、欲求のハードルが少しずつ上下しても本人はそこまで気にならなくなる。 ナンパ師は「お喋りならオーケー」という女性と、「お喋りすら駄目」な女性を選別しているのです。 そしてその中のハードルが緩い受け入れてくれそうな女性を狙い目にして絞り込むわけです。





そしてドアインザフェイステクニックの場合は、逆に
初めに大きな要求を求めて、次第に要求水準を下げていくテクニック。
初めに精神的に負荷が大きく耐え切れないような、絶対拒否したくなるお願いをする。 すると、お願いをされた相手は心の中の基準のハードルが、非常に高い位置へと移動する。 そしてその後に前の提案よりも緩いお願いをされると、ついついオーケーしてしまうのです。 人は誰からの頼みごとを断ると少なからず罪悪感が芽生え「次のお願いは聞いてあげたい」 と思うようになります。 その気持ちを利用したのがドアインザフェイステクニックです。


フットインザドアテクニックも、ドアインザフェイステクニックも異性を口説く時に使えます。 初めに大きなお願いをしておいて、徐々に要求水準を引き下げるか。 あるいは初めは挨拶程度で簡単に「YES」と答えられそうな要求をして、 徐々にハードルを上げていくか。私は手っ取り早くてストレートな ドアインザフェイステクニックをよく利用します。 ドアインザフェイスはせっかちで短期な人におすすめの心理テクニックで、 フットインザドアは長期戦での付き合いの場合、少しずつじっくりと 恋を育みながら好意を増やしていきたい乙女な性格の人におすすめの好かれる方法ですね。








恋愛に使える心理学のワザはこれである程度紹介しました。
一度勉強しておくと簡単に理解できるわかりやすいものばかりです。
まだまだ心理学には紹介していないテクニックもありますが、
基本的なものや有名どころは、大体軽く解説できたのではないかと思います。
男も女も結局のところ異性に惹かれあうのだから積極的にアタックしましょう。
恋愛心理学は恋人を作ったり結婚相手を探す時の手助けになることでしょう。




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